杉山亮さんの「おはなしライブ」を仙台市南光台小学校と東松島市矢本西小学校で演じてもらいました。南光台小学校は津波ではなく地震の揺れで校舎が危険建築物になり現在中学校・市民センターなど３箇所で授業をしています。今回は3・4・5年生がいる中学校の体育館で行いました。翌日は矢本西小学校の４年生に。杉山さんには、暑い中、本棚の組立・配達の手伝いもさせてしまいました。お手伝いありがとうございました。
本棚の主なお届け先、雄勝小学校・橋浦小学校・仙台市荒浜小学校・ふじ幼稚園など。その他、石巻市・亘理町の保育所などにも。また、雄勝小学校には、台湾のロータリークラブと市川市のロータリークラブから本の購入資金の支援をおつなぎすることが出来ました。
山元町のふじ幼稚園さんから、８月から再開するとの連絡があり、本と本棚、そしておもちゃなどをお届けしました。
また、「おもちゃ箱」のスタッフに来ていただき、亘理町の児童館の厚生員の方10名にシュトックマー社のクレヨンと水彩のセミナーをしてもらいました。「にじみ絵」では参加者から「癒された」との声が自然と出ていました。今後、秋にかけて、子どもに関わる保育者の方々をケアするセミナーを行う予定です。
わたし達の本の集積・仕分けにお借りしている「10-BOX」に岩手県の陸前高田で読み聞かせのボランティア活動をしている方4名ほどが本を選びにおいでになりました。陸前高田の図書館は建物だけでなく図書館の職員も亡くなられて、図書館の復活は非常に難しいとの話でした。僕たちはどう支援できるかな、考えさせられました。
本棚の支援、全国各地の方からお寄せいただいてます。本当にありがとうございます。夏休み明けまでには、ご要望をいただいてますところにお届けしたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

報告が遅くなりましたが、長谷川義史さんの絵本ライブ、「絵本で元気を！in塩竈」短い準備期間でしたが塩竈の実行委員会の面々のおかげで多くの皆様に参加いただき盛況でした。
長谷川さんは翌日、石巻市の釜小学校に行きました。その様子はＴＶ「情熱大陸」で放送されましたのでご覧になった方もおいででしょう。
長谷川さんには、こどもとあゆむネットワークの「本棚プロジェクト」へのご寄付までいただいてしまいました。本当にありがとうございました。

昨年教えた学生が2名店に来た。ここ十数年短大と専門学校で「児童文化」の非常勤講師をしているのだが、その短大の学生。実習がまもなくなので、授業で作ったパネルシアターとか手袋人形の材料がほしいと言う。「授業で作ったのは？」と聞くと二人そろって、「流されました」。一人は、七ヶ浜で、もう一人は気仙沼市唐桑とのこと。1ヶ月ほど前にも東松島市でみんな流されたと言う学生がひとり来た。他にも「流された」人いる？と聞いたら、学年で10人以上20人近くははいる、と言う。1学年100人ほどなのに。保育に必要な用品が「流れて」しまった保育士や幼稚園の先生によく出会うのは当たり前なのだな。被災した「保育者」の方々を支援するプロジェクトを立ち上げます。

先月、石巻の保育所に、遠野のわらべ歌の実践をしている神谷ひろこさんをお連れしたとき（こどもに実践していただいた）終わってからの話の中で、保育士の皆さんの自動車がみんな流れてしまったと聞きました。保育所ガ冠水したということは、自動車は流れてしまいますよね。保育中のこどもたちはみなパジャマに上着を羽織って内履きのままみな無事避難したそうです。
神谷さんが東京に戻ったら、なんとその日、仲間のママさんから「下取りに出す軽自動車があるのだがどこか必要なところはないか」とのメールが入っていたそう。すごいタイミング。
先日、所有者のMさんが、東京からわざわざ石巻までご自身で運転して自動車を持ってきてくださいました。それも、傷が少しついていたので修理してとのこと。ありがとうございました。

強化ダンボール製の本棚、来週よりお届けを開始します。日本で最初の子どもの本専門店・名古屋のメルヘンハウスさん、東京のクレヨンハウスさんなどからご支援で石巻市の小学校と保育所に第1弾の本棚をお持ちします。その後、本棚プロジェクトに全国の皆様から支援をいただいていますので、夏休み前により多くの箇所に届けられると思います。